あたりまえってなんだろう
当たり前のことを当たり前のようにやりなさいって、子どもの時よく言われた記憶があります。
みんなが当然のようにやっていることを同じようにやるってことだと理解してましたが…
実際「当たり前」ってなんなんでしょうね。
辞書で見てみると
そうあるべきこと。そうすべきこと。また、そのさま。
普通のこと。ありふれていること。また、そのさま。並み。ありきたり。(goo国語辞典より引用)
なんて書かれています。
「そうであることが普通のこと」という認識、海外転職をする上では諸刃の剣です。
なぜなら…
あまりにも予想外のことにあふれているから。
例えば、渡航のビザ申請でも、担当者・管轄エリア・時期によって必要な資料や方法が違ったりします。「前にこうだって聞いた」とか、「ネットで調べてこう書いてあった」はほとんど通用しません。突然「○○の資料を用意してください」とか、「3日前から必要資料が変更になりました」なんてこともザラにあります。仕事上でも、予定を立てるのが難しい事態が時々発生します。会議は金曜日の午後と聞いていたのに、いきなり「水曜日に変更になりました」と連絡が来たり。当然と言えば当然ですが、「日本人同士のビジネスの当たり前」は通用しません。
自分の(ある意味日本の)「当たり前」を壊しながら予想外を楽しむスタンスと、これも異国と割り切る気持ちの切り替え、この2点は海外転職の大きなポイントです。
もちろん、日本のビジネスマナーや常識が優れているところはたくさんあります。相手に対する配慮とか敬意とか、日本で身についたスキルは大きな武器です。それを踏まえた上で、いろいろな考え方に触れる機会が広がれば広がるほど、吸収できるものも多くなります。そうすると、今までになかった発想力が身に付きます。ビジネスパーソンにとって一番身に付けておきたい「幅広い考え方」を身に付ける機会になりますし、仮にその後日本で再就職したとしてもグローバルな環境下で磨いたマネジメントスキルが絶対に役立ちます。狭い日本の「当然」だけが、世界のスタンダードではないのですから。海外転職のメリット・デメリットはこの記事にも書いたので、参考にしていただけたら嬉しいです。
今日のまとめ…海外転職は「当たり前」を壊すチャンスだったり!
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