今すぐ転職したほうがいい人

どの転職サイトを見ても、どの転職ブログを見ても、どのエージェントに聞いても「転職は慎重に」っていいます。(エン転職のCMでしたっけね。)

間違っていませんし、僕も以前にそんな記事を書いています。あまりにも無計画な転職はリスクが高いです。それだけに悶々と悩んでいる方も多いですね。会社を辞めたい、でも…という気持ち、本当によくわかります。生活もかかっているし、次の仕事が見つけられるか、とかいろんな不安があって泣きたくなります。

じゃあ、逆に「今すぐに転職した方がいい人」って、いるんでしょうか?

はい、確かにいます。悩むことなく今スグに会社を辞めた方がいい人、います。

それは

原因がハラスメントに関係している場合です。

パワハラ・セクハラ・マタハラですね。

なぜそう言えるのか、その理由はただひとつ…

絶対に改善の見込みがないからです。

まず、ハラスメントは「相手がそう感じたら」ハラスメントが成立します。自分のやり方とか対応が悪かったから…とか、言われても仕方がない、とか、あの人はああいう人だから…というのは一切関係ありません。被害者はあなたです。あなたは何も悪くありません。よく「根はいい人なんだけどね…」なんて加害者の肩を持つような発言をする方もいますけど…仮に「根が良い」としても、その上側は全て腐っているということになりますね。何のフォローにもなりませんし、耳を傾ける必要もありません。

厚生労働省のガイドラインにも「言動の頻度や継続性は考慮されますが、強い身体的又は精神的苦痛を与える態様の言動の場合には、1回でも就業環境を害する場合があり得ます。」とはっきり明記されています。そうなんです、1回でもハラスメントは成立しますし、退職の充分な理由となります

もし、これを読んでくださっているあなたがパワハラ・セクハラ・マタハラを受けていたら、すぐに退職し転職活動を始めることをおすすめします。状況はこれから良くなることはほぼないですし、良くなるまで待っていたらあなたのメンタルが持ちません。会社ごときに命を奪われる必要は全くありません。

そして前回の記事にも書いたように、ハラスメントを含む「ブラック環境」は自分を蝕みます。どんどん正常な判断や決定ができなくなります。そうなる前に、会社を脱出することが先決で繰り返しになりますが、こういう状況にいるあなたは、「転職今すぐ決断」をおすすめします。退職代行サービスを使うのもいいですし、できるだけ出社しなくて済む方法があるならそれがいいですね。この際責任感とか罪悪感は隅に置いて、まずは命と自分の判断能力を守るための良い決断ができることを願っています。

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