【コロナ渦でも】20代の転職
20代の転職を扱っているウェブ記事って意外に少ないんですよね。まだまだ20代は転職を考えるよりもじっくり地に足をつけて…という考え方が根強いのかもしれません。でも、そうは言っても転職を考えるキーポイントが意外と多いのが20代だと思います。ターニングポイントになりやすいのがいわゆる「第二新卒」の時期です。そもそも「第二新卒」って何? いつまでが「第二新卒」の扱いになるの?よく聞かれる質問です。
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第二新卒ってそもそも…?
意外なことに、法的に明確な定義や基準は全くありません。「第二新卒(だいにしんそつ)とは、学校等を卒業して一旦就職したが、短期間(主に1年未満~3年)のうちに転職を志す者のこと。「第二新卒者」とも称す。」(Wikipediaより引用)
「年齢で言えば、4年制大学卒業から考えると25~26歳ぐらいまでになりますが、第二新卒を募集する企業によっても定義が異なるため一概には言えません。マイナビ転職上では、学校を卒業後3年以内の人材を指しています。 」(マイナビ転職より引用)
「「第二新卒」の定義は、新卒のように明確な基準がありません。しかし、一般的には大学・短大・専門学校や高校卒業と同時に就職した後、入社3年以内に転職活動をする人たちのことを指します。学生時代に自分が予想していた仕事内容・働き方と現在の仕事にミスマッチを感じたり、新たに別の目標ができたりして、転職をする人を「第二新卒」と呼ぶことがほとんどです。」(pasonacarrerより引用)
ときどき「第二新卒」は社会人1年以内の転職者のことを指す、と説明されていますが、実際はそうでもないことがわかりますね。転職業界では「第二新卒」を、学校を卒業して一度就職してから「3年以内」というのが一応の目安のようです。ちなみに学校を卒業して一度も正社員として就職しなかった場合、「既卒」または「既卒者」という扱いになることが多いです。
第二新卒の需要はとっても高い
さて、ここで大事なことを言いますね。第二新卒の需要は本来とても高いのです。Googleで検索すると「第二新卒者 ヤバい」なんてサジェストも出てきますが、データを見ると第二新卒の採用に対して非常に積極的な態度を見せている企業が多いのも事実です。これには、「短い期間であっても研修を受け、社会人としての経験がある人を採用したい」とか「将来性のある若い人材を手にしたい」という採用側の思惑が関係しています。
第二新卒の求人現状
ただし、「本来」と書いたのには意味があります。2020年〜2021年は新型コロナウィルス感染症の影響によってたくさんの第二新卒者が就職活動に苦心している状況です…。1年1年がすごく貴重な時期にこれは…とてもつらい状況です。若年者の転職フォローを行なっている株式会社UZUZによる「UZUZ若者キャリアレポート<2020秋>」でも、離職者の約65%が現在の就職活動に「苦労している」と回答し、スムーズに転職活動が進んでいない様子が見て取れます。残念ながらこの状況はこの後数年は続くものと思われます…。
では、第二新卒や20代の転職希望者が今できることは何かというと…
2020~2021第二新卒攻略ポイント
①特化する
ここ数年のいわゆる学生優位な「売り手市場」の就活(第二新卒含む)では、業界・職種選びは比較的幅広く攻めていくイメージのものが多くありました。ですが新卒者の採用数も大きく減っている2020−2021年の第二新卒者の場合、今まで以上に業界を絞り込んだ就職活動を計画していく方が有利です。特におすすめは「成長産業」と言われるX-Tech(クロステック)=今までも存在している産業をITの力で新たに活性化する産業です。例えば農業の管理や生産にIT技術を組み合わせ、より効率的で戦略的な農業へと発展させる「アグリテック」や教育業界に先端テクノロジーを組み合わせ新たな価値を創造する「エデュテック」などがあります。こうした「既存の産業に高度な情報通信技術を組み合わせた産業」、平たく言えば「デジタルとリアルを融合させた産業」は今後COVID-19の影響が長引いたとしても一定の需要が期待できます。このように、今まで以上に業界研究を進めて、戦略的な就活を進めていくことがこの時期の大切なポイントになります。
②エージェントを賢く使う
2020−2021第二新卒就活では、今まで以上に有能な転職エージェントの力が必要になっています。ポイントは情報量の差です。売り手市場の時には比較的入って来やすかった情報が、現状かなり絞られてきている印象があります。それで、今回は特に第二新卒に強いエージェントを積極的に活用し、情報戦を制することが攻略の鍵になります。第二新卒に特化した転職サイトを2つ紹介してみますね。
リクルートエージェント
業界最大手、情報量の多さでは圧倒的です。第二新卒の実績には際立ったものがあります。活用しない方がもったいないデータベースと言えるでしょう。ただし、合う合わないがありますね。大手すぎて対応がドライだったとか、希望を伝えたところ対応がイマイチだったという評価も目立ちます。
doda(デューダ)
大手の中であまり第二新卒の印象がないかもしれませんが、丁寧な対応で第二新卒の評判が意外なほど良いのがdoda(デューダ)です。第二新卒の求人数も非常に多いと言えるレベルですので、まず登録してみると良いでしょう。
今回のまとめ…2020−2021年の第二新卒転職活動は、情報戦!
業界研究をしっかりしながら、転職エージェントサービスを賢く使って、コロナ氷河期の第二新卒就活を上手く乗り切りましょう!この手のサービスは絶対に合う合わない(相性)がありますので、ひとつに絞りすぎず、幾つかのサービスを併用しながら進めるのがおすすめです。「合わなかったら切る」というつもりで良いので、まず登録しながら転職活動を進めていきましょう。
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