やっちゃいけない転職方法
転職を決める時、その方法ってとっても大事です。
なにも今更そんな当たり前の話を…と思ったあなた、ちょっと最後までみてくれたら嬉しい。
大体「転職したい!」と考え始めた時にすることといったら
まず、転職サイトを見る。いろいろありますよね。求人の大手さんといったら「doda(デューダ)」「bizreach(ビズリーチ)」「マイナビ転職」「エン転職」って感じでしょうか。エンジニアさんなら「type(タイプ)」あたり。あと女性の方なら「リクルートエージェント」とか「女の転職type」などでしょうか。とにかくいろいろ見て、方向性を決めながら登録…って流れですね。さらに、転職経験者の話を聞く方も多いですね。30代・40代・50代…自分の年代に合わせて周囲の転職経験者にアドバイスを求めるのもいいですよね。質問して自分の強みを探っていくと、自己PR作成の時にも使えるアイテムになります。特に未経験で別の業界に飛び込む時なんかには間違いなく大事なステップだと思います。
で、当時の僕はと言えば…先輩の話をそのまま鵜呑みにして、転職を決断してしまいました。
この決断の仕方、どの世代・どの職種にも関係なく絶対に最悪の方法と断言できます。
特に…知り合い(上司友人など含む)の紹介による転職
これには多くの場合地雷が落ちてます。どうして地雷なのか…理由は2つあります。
①「知り合いフィルター」が違和感を消す
「この人の紹介だから大丈夫だ」「この人は信頼できる」「この人はよく知っているから安心だ」…など、、ここに共通しているのは感覚ベースのお話です。そして「知り合い感覚」が自分の判断や決断を大いに鈍らせます。相手のことを本当によく知っていますか?会社関係の知人であれば、プライベートの部分はあまり知らないでしょう。また、個人的な友人であれば、ビジネス面での感覚を知らないでしょう。知らない面がある、ということを忘れてしまうと、違和感を感じてもそれに注意を向けることができなくなります。「全く知らない人がその話をしてきたらあなた耳を傾けます?」というようなことでも、「知り合いフィルター」で上手くスルーされてしまうのです。
② 知り合いだから「交渉」がうまくできない
「交渉」とは「特定の問題について相手と話し合うこと、掛け合うこと、取り決めること」と定義されています。転職の際には交渉しなくてはならないことがたくさんあります。勤務条件、収入や福利厚生を含めた待遇、会社と自分のビジョンのマッチング…などなど。本来はお互いに条件を提示しながら、自分の求める転職像とのすり合わせ=交渉を進めていくものです。本当はしっかり話を詰めて、双方の誤解の無いように結論を詰めていくべきものですが、知り合いという曖昧な関係性から生まれた話し合いは、曖昧な結論しか生み出しません。知り合いからの紹介という安心感から、または知り合いだから確認しにくいという遠慮から、条件を確認せずに転職を決断し、「話が違った」とトラブルになることも非常に多いです。
だから、「知り合いからの転職の誘い」=リスクでしかない、と心得た方が良いです。疲れていたり、ストレスを強く感じていたりすると、知人からの紹介って「ラッキーアイテム」のような感覚になるものです。「自分のことをこんなに高く評価してくれてたんだ」って感じる気持ちもとても良くわかります。特に最近では、大きな会社でもリファラル採用(いわゆる知り合いの紹介採用)を行なっているところも増えています。ですから、知り合いからの転職話はちょっと浮き立つ気持ちを抑えつつ、後でトラブルが起こる可能性があることも頭に入れた上で余計な感情を入れず油断せず、まずは一歩立ち止まって考えてみましょう。そして、話を詰めていく場合はあえて事務的に相手の会社を評価しながら、条件を詰めていくことを心がけてみてください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません