転職とタイミング

何事にもタイミングってありますね。物事がうまく噛み合う時とそうもいかない時って確実に存在します。気合と根性でなんとかなるものでもありませんし、「やる気があればなんとかなる!」みたいな発想も個人的には苦手です。お気づきの通り、転職にもベストなタイミングとそうでないタイミングがあります。そして、最善のタイミングで行動を始めることが転職成功への大きなポイントになります。

さて、僕自身の1度目の転職の決断タイミングですが…控え目に見積もっても最悪のタイミングでした。ちょっと分析していきましょう。

⒈転職にポジティブなビジョンが見えていない。

このブログでも書いたように、この時僕自身は転職にビクビクしていました。環境を変えてみたい、このままじゃいけないと思いながらも、このままでいるしかないのかな、このままが結局いいんじゃないかな…と逡巡して全くポジティブなイメージが持てていないまま、それなのに勢いで転職を決断してしまいました。

⒉実態のない将来像に釣られている

漠然と環境の変化を考えていた僕に、F氏は「教室運営を任せる」と約束してくれました。その時僕は、「自分の力で、一つの店舗をゼロから立ち上げていける…」と降って湧いたプライドをくすぐる話に釣られたわけです。

よく考えましょう。実はこの時点でF氏はどのフランチャイズに加盟するかをまだ(ほとんど)考えていません。なので、具体的な話を突っ込んでも「多分…」「おそらく…」レベルの話が多かったのです。(まぁ、当時の僕はそれも含めて「ゼロから二人で事業を始めるんだ!」とテンションを上げてしまうレベルの大馬鹿です。)そんな状況で、運営を任せるも2店舗目の展開もあったもんじゃありません。

まさに、弱った魚が釣り針に食いつくような感じですね。

こうやって考えてみると、転職を考えるにあたって絶対必要なのは「ポジティブなビジョン」「実現可能な目標」に尽きます。弱った気持ちでプライドをくすぐられると、あっという間に意味不明な決断をしてしまいます。今このブログをご覧の方の中で、今の環境に疲れ切って転職をお考えの方はぜひ、少し心に英気を養ってから次のステップを考えていくことを強く強くお勧めします!(もちろん、こんな場合はぜひすぐに行動を!)